ヒルズのkd腎臓ケア【猫用療法食の成分比較】

療法食メーカーの2強のうちの1つ。ヒルズ。

どちらかというとロイヤルカナンの方が店頭では手に入りやすいが、動物病院ではヒルズを勧める医師も多く、腎臓病の猫を抱える飼い主にとって2大選択肢となっている。

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療法食として知られているプリスクリプション・ダイエットには腎臓ケアのk/dシリーズがあり、風味や食感よく作られた缶詰タイプもラインナップされているのが特徴的。

 

現行では、ドライフードとウェットフードの計8種類が発売されている。

 

k/d ドライ

最も一般的なドライフードでは、2種類の風味が発売されている。

 

チキン、タンパク質29.4、リン0.49、ナトリウム0.25。

ツナ、29.2、0.48、0.24

 

単なるフィッシュではなく、ツナ風味なのは珍しいが、チキンよりこちらを好む猫も多い様子。

 

またロイヤルカナンに比べれば全般的にタンパク質やリンが高めとなっているが、これは各メーカーの基準として採用している数値の違い。

 

ネコのエネルギー摂取や生理機能の維持に必要な成分なので、必ずしもすべてが低い値であればよりよいというわけではない。

 

k/d 早期アシスト ドライ

ヒルズでも、腎臓病の早期段階からのケアに対応したフードが発売されている。

 

チキン味の1種類で、タンパク質34.0、リン0.56、ナトリウム0.25

 

基本的にフードはシニア向けになればなるほど、ネコにとって感じる風味は良くないというジレンマがある。

 

その点、こういった早期アシストを使用し、早めに療法食に移行していくというためのフードとなるだろう。

 

k/d ウェット

ヒルズでは主流ラインナップの缶詰タイプ。

 

後に空き缶をゴミとして処理することを考えればパウチに比べて使いづらいが、それでも開封の音や匂いが好きな猫にとっては良い選択肢になる。

 

チキン、タンパク質29.7、リン0.48、ナトリウム0.26。

ツナ、29.0、0.45、0.24。
 
これらはペットショップでも容易に入手できる定番品だったが、いわゆるコロナ禍では品薄状態となり、安定供給に難があるという欠点があった。

 

公式回答によれば缶詰であることが原因ではなく、世界的な渡航制限など原材料の輸送の問題であったようだけれど、今後のメーカーの体制改善が期待されている。

 

k/d 野菜入りシチュー

ヒルズの療法食ならではの、特徴的なシリーズ。

 

細かく切られた野菜が柔らかいフードに混ぜられていて、食感で飽きやすいタイプの猫にとっては反応が良い様子。

 

チキン、タンパク質30.0、リン0.49、ナトリウム0.23。

ツナ、30.0、0.49、0.24

 

なおシチュータイプではチキンのみ早期アシストもラインナップされていて、タンパク質34.1、リン0.59、ナトリウム0.27。

 

このようにヒルズでは、療法食としての基準を満たしながら、同時にネコの嗜好も満足させるよう様々なタイプが発売されている。

 

上記数値は、メーカー公式サイトを参照。%やgなどの混在を避けるため単位省略。

 

寄稿者:rai

編:yotsumao

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